「人の化けの皮を剥ぎ取るには、パニックを起こすとよかろうて。フェフェフェフェ!!」(Oldman Taafe)
Morandas,PM 11:30 Dovesi Doranは血を吸われたことに気付かず、ぐっすりと惰眠を貪っていた。 Morandas,AM 01:00 Primo Antoniusは2度と社交界には戻れない。 Tundas,AM 08:30 2階では大変な騒ぎになっていた。 「Primoが殺された!!」 「どうして??あんなすばらしい若者が殺されなきゃならないんだ!?」 「おい、あんた、一緒にいたほうがよさそうだぜ。一人だと危ない。」 「殺し屋はNevilleが何とかしてくれるはずよ。」 「ああ・・・・。Primo・・・かわいそうに。」 「きっと、Primoは金の箱を見つけたのよ!!それで殺されたんだわ!」 「俺たちの誰か一人は見た目と違うんじゃねぇか?これは欲の皮の突っ張った客の仕業じゃないぞ。俺たちの中に暗殺者がいるんだよ。よく聞け、互いに注意を怠らんほうが良いぜ!」 「きっとあの野蛮人がやったに違いないわ!!」婆の金切り声だ。 「何だとう!?俺が殺したってのか!?」 「あのババアは信用できないわ!あいつは貴方に好意を見せて擦り寄ってきて、ブスリと貴方の背中を刺すつもりよ。もう分かってるわ。絶対に背中を見せちゃ駄目よ!!!殺されるわ!」 「客が一人死のうが、Matildeはお金探しをやめねぇぜ。」 Tundas,PM 2:00 「きっと地下室に置いてあるかも知れないわ。殺し屋が来るかもしれないから、貴方、一緒に来てくれないかしら?」 「よかろう。」 「皆に見つからないようにね。そっと行きましょう。」 「一体宝箱はどこにあるぎゃぶ!!」それがPetit婆の辞世の句になった。 Tundas,PM8:40 「一体このパーティーはどうなってるんだ!?人が殺されるなんてよ!!」 「一体誰が殺し屋・・・??男か女かも分からないわ!!」 「正直言うと、私は金が目当てで参加したんだ。当然だろ!?帝国軍の将校を退役したからって、退職金だけでは、良い暮らしが出来ないんだよ。」 「Petit婆さんの死体を見つけたのは誰だ?そいつが犯人かも知れぬぞ?」これは我輩。 「俺だ。俺だってのか!?」 「落ち着け。証拠が無い。酒でも飲んでいろ。」 「Matildeが死んで悲しいよ。もし、10年前の現役時代の私なら、こんなことは決して起こさせないんだが。」 Wendy,AM 8:30 「ああ、お願い。そばにいて。私、怖いわ。」 「大丈夫だ。」 「一体私達がどうして殺されなければならないの??」 「落ち着け。この惨劇もすぐ終わる。」 「本当に?」 「ああ。本当だ。」 Wendy,AM 9:00 Nevilleが我輩に声をかけてきた。 「ここにいたか。聞いてくれ、私はこの家中を調べた。窓も扉も完璧に千錠されている。誰も出入りすることは出来ないし、隠れている者はどこにもいない。」 「うむ。で?」 「これが意味することは1つしかない。我々の中に殺し屋がいるということだ。私と君は違う。それは分かっている。となると、一人しか残っていない。我々は自分達を守る準備をしなければならない!!」 「犯人は、あの男か。」 Nels the NaughtyはNevilleのベッドの隣で御ねんねしている。 「そうだ。あの野蛮人は、金のために他の者を容赦なく殺した!!あいつの血には残虐な殺し屋の血が流れているんだ。」 「なんてことだ。俺は、戦えん。あんたに任せる。」 「分かっている。俺は前、あんたは後ろを。うらあああああああああああああああああああ!!!!!」 Nevilleは寝ているNelsに襲い掛かった。 まるで、Dark Brotherfoodの殺し屋だ。 Nelsは飛び上がり、ナイフを抜いて抵抗した。 だが、完全武装したNevilleに敵うはずも無い。 「よし!!我々は勝った。さあ、この惨劇の館から脱出しよう。」 Nevilleは1階へと降りていった。 さて、最後の仕上げだな。 1階では、Nevilleが扉をバトルアックスで破壊しようとしていた。 ガツン!!と金属音と物のへしゃげる音が重なった。 そして、誰も居なくなる。 我輩が屋敷の扉を開くと、外は夜だった。Summitmist Manorで何が行われたか、誰も知らない、とでも言うような夜の静けさがそこにあった。
by Razor-Tooth-Snake
| 2009-10-30 10:01
| 第28話
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