Drunk and Disorderly

「憂さ晴らしをしたければ、その憂いを取り除くことに全力をかけるべきではないかね?」(Lord Elfim Shaldil)

f0176229_19125477.jpg「Maglirには俺からきっちり言っておく。」我輩の報告を聞いたModryn Oreynは眉間にしわを寄せてそういった。「ともかく、てめぇが仕事を片付けたんだ。報酬だ。」
我輩がうなずいてそれを受け取ると、DunmerのKnight、Modryn Oreynは次の仕事を依頼してきた。
「もっと仕事が欲しいか?いいだろ。うちのくそガキどもがLeyawinnで揉め事を起こしてやがる。」

またか。Maglirに続き、他にもいるらしい。Dark Brotherfoodは統制が取れすぎていて、我輩には居心地が悪すぎるが、まっとうな仕事をしているFighter's Guildは、その逆で色々と面倒な連中を抱えているようだった。

「うちのギルドの評価が下がるのは、まずい。で、Ceciliaを行かせたんだが、報告がねぇ。行って見て来い。あの嬢ちゃんには手に負えねぇのかもしれん。」
「揉め事とは、何だ?」
「ギルドの兄弟の何人かがLeyawinnの酒場で狼藉を働いているらしい。馬鹿たれどもは切っちまえばいいんだが、他のヤツラにとばっちりがかかるのはまずいんだ。で、Ceciliaを送ったんだが、うんともすんとも言ってこねぇ。」
「分かった。Leyawinnだな?」
「Rellian、Vantus PreliusそれにDubok gro-Shagkの3人を探せ。何があったか見て来い。さぁ、行け!」

Leyawiinは、我輩が拷問を受けてImperial Prisonへ送られたきっかけとなった地である。
それ以来、足を踏み入れたことはない。自分の中でも避けていた場所である。
このようなきっかけがなければ、自ら出向くことはなかっただろう。

ChorrolからLeyawinnへは街道を利用すると3日の行程である。
我輩はvampireだ。夜にできる限り距離を稼いでおきたい。
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まず、Chorrolから街道を外れて南東へ向かう。Great Forestを突っ切って、Bravilへ向かった。
Bravilへついたころには、朝焼けが見えたので、そこのFighter's Guildで1泊し、その後Leyawinnへむかった。
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Leyawinnに到着したのは、夜9時頃で雨が降っていた。街では酒場で暴れているFighter's Guildの話で持ちきりで、現場はすぐにわかった。
Five Claws Lodge。
Leyawinnの玄関口と教会とに近い酒場だ。我輩はその酒場の小さなドアを押し開けた。
f0176229_19395758.jpg入った途端、我輩の姿を凝視する下からの視線に気付いた。武装をした女だった。いや、少女と呼んだほうが良いかもしれない。
「お前が、Cecilia Ashalleyか?」我輩が尋ねると、その少女はうなずいた。
「あなたは?」
「Modryn Oreynからの使いだよ。何がどうなっている?」
「どうもこうもないわ。」Ceciliaは我輩をにらみつける。なかなか気が強そうだ。「あの人たち、私の言うことを聞いてくれないんです。」
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ふむ。
奥を見ると、テーブルやら椅子やらがひっくり返っていて、女将のargonianの女が重装備のorcと喧嘩をしていた。「とっとと出てって頂戴!!」「酒だ!!!酒もってこい!!」

様子を見に行ってくるか。面白いことになっていそうだ。
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酒場の奥に行くと、3人の武装した男がジョッキを手に酒を飲んでいた。周囲にはひっくり返ったテーブルや椅子、食器、酒瓶、などが散乱している。我輩の姿を見ても、男達は微動だにしない。酔った目でこちらを一瞥すると、ジョッキを一気に空にする。
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酒場の女主人はargonianで、我輩を見るなり突っかかってきた。
「あなた!!!Fighter's guildの人!?何とかして頂戴!!この御嬢ちゃんじゃお話にならないのよ!」
「だろうな。」
OreynもCeciliaを派遣したまでは良かったが、肝心のこの少女がなめられている。
3人の男の内、RellianはRedguardの軽戦士、Vantus PreliusはImperial、Dubok gro-ShagkはOrcの重装備をした戦士だ。どう見ても、Ceciliaには荷が重いということか。

だが、Ceciliaの話を聞いて、我輩はこの娘をぶん殴ってやりたくなった。彼女の話はこうだ。
この3人は、最近Leyawinを拠点に活動し始めたBlack Wood Camponyとかいう傭兵会社に仕事をとられ、仕事にあぶれて自棄酒をかっくらっているわけだが、
仕事があればすぐにでもやるぜ、と言っている。
すなわち、仕事を探してやればよいのだが、Ceciliaはどうやって仕事を探すのかが思いつかないらしい。
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「酒場で情報を集めれば済むことだろうが!?」
我輩は思わず怒鳴りつけた。Ceciliaはびっくりしている。

そこへ、女主人Witseidutseiが割って入ってくる。
「そんなに怒鳴らなくても、いいじゃないさ。この子だってこんな大男3人相手に色々大変だったんだから。」
我輩に返事する暇を与えず、彼女は続ける。
「仕事の話ね?忘れてたけど、あたしは持ってないけどね、Margretteが人を雇いたいという話をしてたわ。今なら家にいるんじゃないかしら。会えなきゃ、朝にThree Sister's Innに行って見なさい。」
「ありがとうございます!!」Ceciliaはそういって飛び出して行った。

我輩が思わず彼女を見送ったところに、例の素敵な三人組が酒臭い息を吐きながら我輩に絡んできた。
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# by Razor-Tooth-Snake | 2010-04-17 14:35 | 第36話